30代でゲイでHIVで

まずは自分の記録のため、いつかは人の役にたてると良いなと思います。

突然の発疹 緊急受診

毎朝出勤前には湯船に浸かるようにしているのだが

ある朝 湯船に浸かってふと腕を見ると 1−2cm大の赤い皮疹が広がっている

ヒョウ柄のようになっているのだ

 

何だろうと思ったけど 痒くも痛くもないのでそのまま出勤をした。時期にしては随分と寒い日ではあったものに、その日は異常に寒く感じた。

仕事が早く終わる日だったのでハルトを迎えに行き一緒に夕飯の用意を買おうと思ったがこのとき徐々に悪寒が始まっていた。何とか家に帰ったが、ハルトにはちょっと横になりたいから と夕飯の準備を頼み ソファで横になった。

悪寒と関節の痛みと皮膚のヒリヒリする感覚。

ハルトが用意してくれた夕食は美味しく食べられたけど、その日は熱がないのに全身がヒリヒリし触ると熱くなっていた。この時には顔も体も腕も足も全身に皮疹が広がっていた。

 

夏に日に当たりすぎると同じような発疹がでることがあったので何かしらのアレルギー反応なのだろうとは思った。思い当たるのは。。。

梅毒治療で服用しているペニシリン系の抗生剤のアモキシシリンだ。

ペニシリンアレルギーの人はいるらしい。

ハルトと共に調べてみると、服薬後1〜2週間後に出ることが多いといい、自分の場合は12日目だったのでちょうどあてはまるし、見た目もそのものである。

どうしようか迷っていたが、ハルトに強く勧められ 翌朝出勤しつつ 病院に電話をするとすぐに診てくれるというので 事情(もちろんただの発疹とだけ言って。。。)を話して急きょ退社し、その足で車で病院へ向かった。

 

基本は予約制の感染症内科であるが、体調の変化などがある場合はすぐに電話して良いと言われていた。その通りスムーズに急な受診を受けてもらえて本当にありがたかった。

 

看護師さんも私を見るなり、「ずいぶん痛そうですねぇ」と声をかけてくださった。

 

先生は肌を見るなり「典型的な薬疹ですねー、でも梅毒の治療は続けたいので薬を変えましょう」と残りの期間はビブラマイシンを服薬することとなった。併せてアレロックを飲み、ステロイド(アンデベート)ヒルロイドを混ぜた塗り薬を服を着替える際に塗るように言われた。

 

アモキシシリンは2錠を1日3回内服するが、ビブラマイシンは1錠を1日2回だ。服薬は楽になった。

初めからこれで良いじゃないか?と思ったが

後で分かったことだけども 梅毒にはペニシリンの方がよく効くそうなので、第一選択なのだそう。ただしペニシリンアレルギーの人はビブラマイシンを選ぶというのはよくある処方なようだ。

 

効き目が弱くなったとはいえ、最初の2週間のペニシリンでたくさんやっつけてもらったと信じたい。

 

なおペニシリンアレルギーであるが、僕のように初めて服用する場合などは1ー2週間後に出現するそうだが、今後は服薬直後に出るようになるそうで、今後は絶対飲まないように 医療機関に伝えるように言われた。

ピロリ菌の除菌なども諦めた方が良いのだとか。。。

幸い今回は表面の皮膚にのみの皮疹であったが、口の中にまで出ている場合、食道に広がり呼吸困難になったり、最悪の場合は心臓に広がって心不全になることもあり、怖いことなのだそう。

この程度で収まってよかった。

とはいえ、皮疹が何とか目立たなくなるまでこの後1週間ほどかかったので、なりたくはないものである。

 

そういえば 2ー3年前に 明け方 喉がつっかえるような感じがして耳鼻咽喉科を受診すると、食堂に発疹が出ているのですぐに大病院を受診するように言われ、そこでステロイドの点滴をされたことがあった。

 

アレルギーはこわい。

とりあえず HIVに関わる話ではなかったことで一安心だ。

ハルトには随分と心配をかけてしまった。

 

なお、ハルトが背中に塗り薬を塗ってくれるというスキンシップが追加されたことが 今回の唯一嬉しいことだ。